和型って、こんなタイプ
ひとことで言うと、
「人を陰で支え和ませる、調整役」
のような存在です。
場を整える
人を支える
空気を重んじる
和型は、
まわりの空気や人の気持ちをキャッチして、
みんなが安心できるようにそっと動いているタイプです。
強く前に出るよりも、
「大丈夫かな」「困っていないかな」と
周りを気づかうことに自然とエネルギーを使います。
そのやさしさは、
チームや家族にとっての 「居心地のよさ」や「信頼感」 の土台。
いてくれるだけで場がやわらぐ、
そんな存在感を持っています。
「誰かのとなりで、そっと支えているとき」
和型は一番、自分らしく輝いています。
和型さんの得意なこと
和型さんは、自分では「たいしたことない」と思いがちなところこそ、
まわりから見ると大きな強みになっています。
ここでは、その中でも代表的な3つを紹介します。

空気をやわらげる
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その場の温度や空気感をキャッチして、
みんなが話しやすい雰囲気に整えるのが得意です。
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ピリッとした空気を、さりげなくやわらげる力があります。
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「なんとなく居心地がいい場」の裏側には、
和型さんのさりげない気づかいが働いていることが多いタイプです。

人の気持ちをくみとる
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間や空気感などから、
調整に必要なものを感じ取れるセンサーがあります。
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「この人、今ちょっと疲れているかも…」「本当はこう言いたかったんじゃないかな?」と無意識にくみ取りながら関わるので、
相手は「わかってもらえた」と安心しやすくなります。
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聞き役・サポート役として、信頼されやすいタイプです。

みんなのペースをそろえる
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走りたい人と、ゆっくり進みたい人のあいだに立って、
それぞれのペースや事情をていねいに調整できます。
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一歩引いた位置から全体を見て、「今はこのくらいのスピードがちょうどいいかも」と
場のリズムを整えることが得意です。
-
チームや家族にとっての「クッション役」「調整役」として、
長く信頼されていきやすいタイプです。
自分では「目立たない役回りだな…」と思っていても、
和型さんの存在があることで、
まわりの人は安心して自分らしくいられるようになります。
和型さんがつまずきやすいポイント
やさしさが強みの和型さんですが、
そのやさしさゆえに、ちょっとだけ無理をしやすい場面もあります。
ここでは「つまずきやすいパターン」をまとめました。


自分より「みんな」を優先しすぎる
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気づくと、いつも
「私さえ我慢すれば、うまくいくから」と思ってしまう -
休みたいのに、予定を詰めこんでしまう
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断ったあとに、ずっとモヤモヤする
こんなサインが出ていたら注意
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家に帰るとどっと疲れて動けない
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仕事や家事を「やらなきゃ」が口グセになっている
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心の中で「本当は…」と思うことが増えている


本音を飲み込みすぎてしまう
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「こんなこと言ったら、相手が傷つくかも」と
伝える前にあきらめてしまう -
その場では笑っているのに、帰り道で落ちこむ
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だんだんと、自分の気持ちがよく分からなくなる
こんなサインが出ていたら注意
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ひとりになったときに涙が出てくる
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ふとした一言に、必要以上に傷ついてしまう
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「私なんて…」という言葉が増えている


争いを避けすぎて、決められない
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誰の意見も大事にしたくて、結論を先のばしにしがち
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どちらかを選ぶ場面で、いつまでも迷ってしまう
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みんなの顔色を見て、自分の選択を変えてしまう
こんなサインが出ていたら注意
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同じことをぐるぐる考えて眠れない
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決めたあとも「これで良かったのかな」と不安になる
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「私が決めていいのかな」と感じてしまう
もし当てはまるところがあっても、「ダメな自分」ではなく
「和型さんのやさしさが、ちょっと頑張りすぎているサイン」
だと思ってあげてくださいね。
和型さんが活きる場面
和型さんは、「ここなら自分らしくいられる」と感じられる場が見つかると、
一気に力を発揮していきます。
どんな場面で活きやすいのか、いくつかご紹介します。

じっくり話を聴ける場
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友だちや家族の話を、急かさず最後まで聴いてあげるとき。
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会議のあと、こぼれた気持ちを拾ってあげる時間。
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誰かの「本音」を安心して受けとめるクッション役です。

少人数チームの
“雰囲気づくり”
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グループ全体の空気をやわらげる存在。
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みんなの意見がぶつかりそうなとき、間に入ってクッションになれる。
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「誰も取り残されていないか」を自然と気にかけています。

人を支える
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落ち込んでいる人のそばで、黙って一緒にいてあげる。
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黙々と地道に人のために動けるので感謝が絶えない。
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目立たないけれど、場の安全基地のような存在です。
和型さんのやさしさは、
目に見える「成果」よりも、みんなの心の安心感として現れます。
どうかご自身でも、
その価値をちゃんと受け取ってあげてくださいね。
Humaniusでは、
和型さんをどう見ているか
Humanius:人理学では、
和型さんの「やさしさ」と「場を整える力」は、
これからの社会にとって欠かせない大事な能力だと考えています。

① 安心の土台をつくる人
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みんなが「ここなら大丈夫」と思える空気を生み出す。

② 聞き役サポート役
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ゆっくりと気持ちを聞き取り、安心感で包み込む。

③ 調和を生む人
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対立しそうな場面でも、真ん中に立って橋渡しができる。
和型さんが自然にやっている
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場の空気を読むこと
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人の気持ちをそっと受けとめること
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みんなが安心できるように場をととのえること
は、どれも「人が安心してつながるための土台」そのものです。
大きな決断をしたり、前にぐいっと進んでいく役割は
勇型・考型・感型が担うことも多いかもしれません。
でも、そのどれもが「安心できる場」があってこそ、
本来の力を発揮することができます。
Humaniusでは、和型さんを
「人と人の間に立って、
みんなの心をゆるめる専門家」
として、とても大切な存在だと位置づけています。

